第1回 クライアント管理勉強会【大阪】

クライアントのセキュリティ対策を脅かすネットサービス

日時 2012年10月12日(金)13:30~17:30
会場 大阪丸紅ビルB1F C会議室
住所 大阪市中央区本町2-5-7 >地図
TEL 06-6125-2161
会費 無料
  • 第三部ご参加の方は別途2000円いただきます。
定員 20名
参加資格 企業のシステムご担当者様 及び ご関係者様
  • 定員になり次第締め切りとさせていただきます
  • 応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます
テーマ クライアントのセキュリティ対策を脅かすネットサービス
講師

有限会社コザック
代表取締役社長
河端 善博 氏

講師略歴

1984年から10年間 PC/Mac/Unix 用パッケージソフトウェア開発
1994年から 4年間クボタシステム開発にて Windows Server システム設計構築
2001年から COZAX 代表として、クラウド基盤設計・構築・保守に携わる

「システム管理者の眠れない夜」(IDG / 技術評論社)著者
柳原 秀基 氏

講師略歴

1997年~2009年12月まで「月刊Windows Server World」誌へ連載され、その人気から「システム管理者の眠れない夜」として製本化。
現在は大阪市立大学大学院 創造都市研究科 都市情報学専攻 博士(後期)課程に在籍しつつ、複数の大学での非常勤講師やコラム執筆など広く活動中!

内容
第一部

ご講演(13:30~14:45)
スマートデバイスや便利なネットサービスを利用するユーザが増えてきましたが、情報システム部門はその実態やセキュリティ上の問題点を把握できているでしょうか。また、どのようにして把握すれば良いのでしょうか。今回は、コンピュータ、スマートフォンから利用するサービスのメリット、デメリット、危険性をリモートデバイスワイプなどの事例をまじえながら、近年の新たなセキュリティ上の課題を模索していきます。

第二部

お悩み相談&ディスカッション(14:55~16:30)
日頃のクライアント管理においてお悩みを抱えている皆さんと一緒に、どのような運用をすれば解決できるのか、また、どのような管理をしているのか模索していきます。

第三部 「情報システム管理者による」クライアント管理Q&A(16:30~17:30)
  • 懇親会形式によるフリートークです。
  • 情報システム管理者同士のネットワーク作りや情報収集の場としてご活用ください。

講師感想

有限会社コザック
代表取締役社長
河端 善博 氏

第二部のディスカッションでは,ネットサービスやスマートフォンが持つメリット・デメリット・危険性について、実際に企業でITの運用管理を担当する参加者の皆さんと、充実した議論を行うことができました。特にセキュリティ上のリスクについて、企業内には「都市伝説だ」「禁止する理由がはっきりと説明できない」といった意見があることも紹介され、驚きでもあり新鮮でした。
こうした議論を今後とも生かしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

座長報告

京都IT相談室

林 道彦 氏

「インターネットサービス」を取り上げたクライアント勉強会は講師に恵まれ非常に活気のある会が開催できました。進行は「避けては通れないクライアント管理のおさらい」「最新状況」「参加者によるギャップへの対応の討論会」と進めています。
インターネットサービスは有名処でも実はコンシューマ向けのものが多く、仕様変更が頻繁、ライフサイクルが短命等の問題も多くあります。今回の勉強会から、導入には十分確認が必要であり、仕様変更は供給元の都合で実施されるので自社管理する事が難しい等も再確認しました。
次回はiOS6やWindows8等の新デバイスにフォーカスして討論する予定です。

副座長報告

ニッタ株式会社
コーポレートセンター 経営管理グループ
船堂 晃 氏

従来のクライアント管理の手法について、今、まさに変革が求められています。
現にクラウド利用によるメール管理や重要ドキュメントのクラウド保管などの採用事例が増加しています。
また、タブレットやスマートフォンといった新しいデバイスにも対応しなければなりません。
こういった近況をふまえた最新のセキュリティ事故について、講師の河端様よりご紹介いただき、安易な採用は危険であることを学ばせていただきました。
今後はさらに、どうすればリスク回避できるかについて更に研究していく必要があります。

講師・幹事長報告

「システム管理者の眠れない夜」(IDG / 技術評論社)著者

柳原 秀基 氏

第一部、大阪での勉強会講師トップバッターは大阪在住の河端さん。Gmailを例に挙げて、アカウントが乗っ取られた事例や、二要素認証の必要性、サービスを利用する端末の制限方法などが紹介されました。また、PCへのソフトウェアインストールが不要のネットサービスは便利ではあるけれど、バージョンアップやサービスや機能の停止などのサイクルが短いという問題がある。そのため、個人での利用には問題はなくても、業務利用している場合に本当に大丈夫なのか?利用制限が必要ではないか?という問題提起がありました。要するに「古いバージョンのソフトウェアを使い続けたい」というユーザ側の希望は、ネットサービスでは期待できないわけで、仕事用に採用する場合の落とし穴になりそうです。
第二部のディスカッションでは、参加者の皆さんから、ネットサービスやモバイルについての現状や問題提起、疑問点などが紹介されました。セキュリティ対策については、社内での必要性の説明に苦労しておられる方が多かったようです。情報システム担当者は会社が違っても似た悩みを抱えているのですね。

参加者の声

  • 日常もやもやとしていた疑念が(具体的な事例を通したお話を聞いて)やはりそうかと整理され、大変有益でした。<
  • バックアップのオフライン保管の重要性がよく分かりました。
  • 普段と異なる視点からの見方が大変参考になった。

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